昨日のブログでは急速に進むスマホの低年齢化について書きました。
S進生にも話を聞いてみたところ、今年の中3はほぼ全員がスマホを所有していました。中1・中2の所有率も高いです。
そして利用内容は「SNS」・「動画視聴」・「ゲーム」がほとんどで、勉強に利用することはほぼないようです。
スマホを子どもに持たせるかどうかは各家庭の判断に任せるしかないのですが、もし持たせるのであれば大事なのは「親の管理」だと思います。
「○時以降は使用禁止」とか、「定期テストで○点以下を取ったら次回の定期テストまで取り上げる」とかルールきちんと決めることが大事です。
総務省の調べによれば、家庭でのインターネットの使用について「ルールを決めている」と答えた中学生の保護者の割合は約80%だったのに対して、「ルールを決めている」と答えた中学生の割合は約62%でした。
親はルールを決めているつもりでも、子どもはそうは思っていないケースがあるということです。
また、「大人の目の届く範囲でインターネットを利用させている」と答えた中学生の保護者は約42%でした。
親の目の届かないところで子どもが果たしてきちんと決めたルールを守っているのか疑問に思います。
過去に個人面談で、ある中学生の保護者から「子どもが動画に夢中でちっとも勉強しない」と相談を受けたことがあります。
もちろん勉強しない子どもも悪いのですが、一番の責任はきちんと管理をしていない親にあります(面談ではこのことも伝えました)。
また他の家庭では子どもが勉強している横で親がスマホゲームに夢中になっているというケースもありました。
自分が目の前でゲームをしているのに子どもには勉強をしろと言うのはヒドい話です。
小学生や中学生はまだまだ自制心が弱いです。
スマホを持たせるのであれば、きちんとしたルールを作り、管理できる状態を作ることが大事です。