定期テストで生徒を頑張らせる方法 その3

「アメとムチ」作戦を行う時に最も重要なのは、「確実に約束事を実行すること」です。
結果が良かったときはいいのです。
親御さんもいい結果が出たことに満足して「約束のご褒美」を与えやすい気持ちになっていることでしょう。
子どもを存分に誉めてあげて、次回につなげたらいいのです。

問題は子どもの成績が約束の最低ラインに達しなかった場合です。
つまり「罰」を与えなければならない時に、「やっぱり子どもがかわいそうだ」という気持ちになって罰を緩めたり、廃止にしてしまうことです。(過去に実際にいました)
これが最悪のパターンです。
取り返しがつかないといっても過言ではありません。
なにせ二度とこの「アメとムチ」作戦は使えなくなるわけですから。
「優しさ」と「甘さ」はベツモノです。
本当に子どものことを思うなら、しっかりと約束の「罰」を実行して、次回こそは頑張ろうねと立て直してほしいと思います。

3回にわたって「アメとムチ」作戦のことをお話してきました。
まとめると、「親も子も納得」できる「適度な目標ライン」を「前もって」設定してご褒美と罰を決め、「決めたことは絶対に実行する」ことが大切であるということです。
定期テストで子どもが思うように点数がとれないと思っている親御さん。
次回にむけて「アメとムチ」作戦を実行してみてはいかがでしょうか?

PAGE TOP