部活動をやめれば勉強をするのか

みなさんは家庭学習を1日にどれだけしているでしょうか?
勉強をしていない生徒が言い訳として「部活が忙しいから」とよく言いますが、それでは部活動をやめれば果たして勉強するようになるのでしょうか?

これは高校1、2年生へのアンケート結果なのですが『ベネッセ教育総合研究所』の調べで興味深いデータがありましたので具体的な数字を挙げながら「本当に部活動をやめれば勉強をするのか」という点について考えてみようと思います。
調査の対象は、
①部活動をしている生徒
②部活動をしていたがやめた生徒
③部活動をしていない生徒
です。

まず、1日の家庭学習を「ほとんどしない」と答えた生徒の割合は、
①部活動をしている生徒・・・24%
②部活動をしていたがやめた生徒・・・32%
③部活動をしていない生徒・・・27%
でした。

次に、1日の家庭学習時間が「15分~90分」と答えた生徒の割合は、
①部活動をしている生徒・・・52%
②部活動をしていたがやめた生徒・・・45%
③部活動をしていない生徒・・・42%
でした。

最後に、1日の家庭学習が「90分以上」と答えた生徒の割合は、
①部活動をしている生徒・・・24%
②部活動をしていたがやめた生徒・・・23%
③部活動をしていない生徒・・・31%
でした。

これらのことから分かるのは、「部活動をやめても家庭学習をするとは限らない」ということではないでしょうか。
部活動に全力で取り組める生徒は勉強にも全力で取り組めるし、反対に中途半端な気持ちで部活動に参加するような生徒は勉強面でも中途半端になってしまうものです。

部活動を真剣に取り組みつつも上位の成績をキープできる生徒は時間の使い方が上手です。
忙しい中でもいわゆる「スキマ時間」をみつけて短時間であっても集中して「濃い時間」を過ごすことができます。
S進ではほとんどの生徒が部活動や生徒会の活動に参加しています。
そしてその集団のリーダーの役割を担っている生徒も毎年多数います。
決して部活を言い訳にすることなく、勉強との両立を実現させてください。

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